会社に退職を伝えるのは緊張してしまい、なかなか言えない人もいるのではないでしょうか?
- 退職したいけど言い方に悩む
- 退職することを伝えた時、拒否されたらどうしよう
このように退職の時は悩んでしまいますよね。
そこで今回は、退職のときスムーズに進める事ができる言い方と4社の転職経験のある私が退職の時に使った言い方についてご紹介します。
これから退職を考えている方や言い方に困っている方に読んでいただきたい内容となっています。
誰に退職を言えばいい?
まず始めに悩むことは誰に退職を言えばいいの?ということでしょう。
10人以下程度の組織で働いている方でしたら上司や代表に伝えればいい事は分かるかと思います。しかし、数百人規模の会社の場合はリーダーや上司が複数名の場合があります。
そういった時に誰に伝えればいいか分からないというケースもあるようです。
退職を伝えなければいけない人、それは一番近い上司になります。
時々、その上司を飛び越えて部長や社長、専務に退職を言う方がいますが、直属上司からすると「なぜ私に言ってこなかったんだ?」という事態になり思わぬトラブルを招くことにも繋がります。
退職する時にトラブルになってしまうと後味も悪くなり円満退職することも難しくなる可能性があります。
例え直属上司にクセがあったりハラスメントな人で却下されるだろうと思っていても退職の意思を伝えるだけでも違いますので、必ず直属上司に退職の意思を言うようにしましょう。
退職を言うタイミングや時間帯
次に退職をいうタイミングになりますが、もし会社の規定に「退職する場合は1か月前に伝えなければいけない」と書いてあったらその通りに1ヶ月前に言うようにします。
ただこういった規則は会社が勝手に決めたルールなので「明日で退職します」と伝えても法律的には問題ないようですがトラブルになりかねないので、できる事なら規則に沿って退職を言った方がオススメです。
これは退社しても会社の業務が滞りなくスムーズに進めるためだったり、後任者に引継ぎする時間を設けるためでもあります。
突然明日で退社します!と言っても会社側は困ってしまいます。
家族でも「明日から家を出て一人暮らしします」と言ったら困ってしまいますよね。
可能な限りトラブルは起こさない事がスムーズに辞める事ができますので会社規定に合わせて退職を言う時期を考えてみましょう。
そして1日の中で退職を言う時間帯ですが、就業時間開始よりも終わる直前、もしくは就業時間外の時間に伝えた方が良いです。
会社の立場としても朝から退職することを聞きたくはありません。
それに就業開始は準備などで忙しいため聞き入れる余地がない方がほとんどですので、仕事が終わって気持ちが落ち着いた状況で話した方が吉です。
退職の言い方パターン
次に退職の言い方についてです。
退職の言い方によっては却下されてしまう場合もあります。私は間違った伝え方によって当初予定よりも1ヶ月退職が伸びてしまったことがありました。
それは「今の仕事が大変で苦痛になってきましたので退職します」です。
この時の上司は「だったら有給でもして少し休んだらいいよ。それに今の部署が嫌なら他部署に異動も考えてみたらいいんじゃない?」という返答でした。
すでに退職の気持ちがあったので、なんとか辞める事ができましたが、こうならないためには上司を納得させる言い方が必要です。
上司からして、ぐうの音が出ないようにする事です。
よく却下されるのは、「今は会社が忙しいから退職は伸ばしてほしい」というパターンもあります。これは上司が食い止める方法というか作戦ですので「そっか、今忙しいからもう少し後になったら辞めれるんだ」と受け止めるのは大間違いです。
忙しかったらずっと退職する事はできません。
こうならないためにも退職を上司に言った時に納得してもらわないといけないのです。
そこで、1か月後に退職できた言い方をまとめました。これは実際に私が使った言い方です。
- 実はx月x日(1ヶ月後)に転職することになりましたので退職させていただきます。
- ここ最近になって体調を崩してしまい、仕事ができなくなったので退職させていただきます。
- 自身のさらなるスキルアップを考えていて、このチャンスは今じゃないとできないので退職させていただきます。
特に次への転職先がすでに決まっているので退職するという内容は先伸ばしにされにくい方法で上司側も納得しやすいのでオススメです。
そして体調を崩して辞めるという方法も納得してもらえます。
例えば、立ち仕事や重い物を持つ仕事だった場合は「腰痛がひどくてこのままだとヘルニアになる寸前となっている状況のため、仕事を続けていくのは難しくなりましたので退職させていただきます。」と言う方法も良いですが、軽作業を行うような別部署がある場合には異動となる場合もあるため、会社の事業内容によって変わります。
一番大切なのは上司が先伸ばしさせないための言い方です。
退職する時の言い方で待遇が変わる
私の経験上からお伝えできるのは退職する時の言い方によって待遇が変わってくるという事です。
それは、
- 有給消化
- 退職金
- 離職票
になります。
有給消化はある意味お金で労働者の権利でもあるので、残っている有給は全て使い切ることができるはずです。
退職時に有給を使うことはできない!という会社側が対応してくる場合がありますが、決して負けないでください。有給は取得できて当然です。
そして退職金も手続きや支払いが数か月経ったりする場合があります。私が知っているところでは退職から3ヶ月してから記入書類を持ってきてさらに3ヶ月経過して受け取れたという人もいました。
特に退職してから次の転職するまでの期間がある場合はハローワークに離職票を提出するのですが、これが提出されないと失業保険が受け取れない場合があります。
※失業保険とは、一定額受け取れる手当になり自己都合でも受け取ることができます。
この離職票は会社で準備してくれて、その票を退職者が受け取ってハローワークに提出する流れですが、提出した時からx日後に手当を支払いという事になっているので、離職票の提出が遅れたらそのぶんだけ受け取れるタイミングが遅れます。
こういった退職時の受け取れるものは言い方によって影響してくる可能性があるため、言い方には気を付けなければいけません。
辞める意思を言ったら退職届は準備しておく
上司に伝えても本気度が伝わりません。
中には少し時間が経ったらまた気持ちが変わるだろうと考えている上司もいます。そこで、本気で退職を考えているという意思を伝えるためにも退職届は準備しておきましょう。
提出するタイミングですが、まずは上司に退職したいことを口頭で言ってそれでも先延ばしにされたら、後日退職届を提出という流れです。
このように段階的に進める事で上司に本気度が伝わります。
ドラマのようにいきなり退職届を提出するのは企業ではほとんど無いのでやめましょう。
また、上司も退職届を破るようなことは今までの経験でないのですが、もし破る行為をされたらそれは犯罪にもなりかねないようです。
もし退職することができなかったら
上司に退職したい考えを伝えても先延ばしにされてしまったら、さらに上の上司に言う方法もありますが、忙しい人が多いので取り合ってもらえない可能性があります。
そこでオススメしたいのが、退職代行です。
退職代行に申込するとあなたに代わって代行業者が会社に退職の手続きをしてくれます。
これによって希望する日に退職できて、なんといっても上司に伝える手間がなくなるので面倒くさいという事から解放されます。
主なメリットとしては、
- あなたに代わって退職業務を代行してくれる
- 有給取得も可能
- 退職金の手続きも可能
最近では20代と30代からの申込が多いようで、「退職する時の面倒な内容から解放された」「上司と会話しなくても退職できた」「ハラスメント上司とやり取りしなくても退職できた」など、良い評価があります。
もし転職を考えているのなら退職時の手続きで面倒な事でエネルギーを使うより、転職先の準備をした方が将来的にも賢明ですね。
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