フリーランスに転職したら自由になれる?
コロナ禍によって働き方は大きく変わりました。これまで対面の打ち合わせが多くありましたが、現在ではオンラインでの打ち合わせが増えて、自宅でおこなうWeb系フリーランスが増えています。
しかし、
- フリーランスになったら自由な時間が手に入る?
- フリーランスになると稼ぐことができる?
- 異業種からWeb系フリーランスになれる?
という疑問があるのではないでしょうか?
そこで今回は、異業種からフリーランスに転職したら成功するかどうか、フリーランスにお話を伺った内容を基に解説していきます。
現役フリーランスに取材してみました
親が営んでいた車関連の運送業で働いてきたAさん。しかし、業績が傾いていて家族全員で共倒れするリスクや低賃金という理由から、2020年に退社。
そして、コロナ禍で話題になっていたWeb系オンラインスクールを申込しました。
スクールを通うたびに知識も増えてきたので卒業と同時にフリーランスの道を目指しました。フリーランスは自由な時間で働けるというメリットがあったので、魅力的に感じていましたが、現実は違いました。
フリーランスになることはできましたが、仕事が取れずに苦労しました。これだけでは食べていけないと危機感があったので、Web系とは別事業も取り入れてみました。
しかし、集客できずに伸び悩み・・・。
廃業の危機になっています。
異業種からフリーランスへ転職は成功できる?
正直にお伝えすると異業種からフリーランスへの転職は非常に厳しいです。
フリーランスへ転職された方の職歴を聞くと、トラック運転手や美容関連、保育士や看護師などの異業種からデザインやサイト制作、マーケティングなどのWeb系フリーランスに転職される方がいらっしゃいます。
仕事量に対して給与が低い業種や多くのストレスを抱える業種からフリーランスになろうとしている人が多いように感じます。
異業種からWeb系フリーランスになる方法として、Webスクールでスキルを習得して卒業、その後フリーランスとして立ち上げる人がいますが、業界に知人がいないと仕事も受注することが難しく、前職よりも収入ダウンしている人もいます。
異業種からいきなりフリーランスになるのはオススメできません。
フリーランスになったら自由な時間が手に入る?
フリーランスと聞くとキラキラしてて、カフェや遊び先でノートパソコン開いて仕事しているイメージを持たれるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。
部屋で朝から無言でパソコン操作していたり、取引先から急用な仕事が入った時には夜中でも対応しなければいけないため、自由な時間はありません。
ネットがあればどこでもパソコン作業ができるのはメリットにも感じますが、どんな状況でもパソコン操作をしなければならないので、遊び先でも仕事をするというストレスは感じてしまうものです。
フリーランスになったら自由な時間は手に入らないのが現実です。
フリーランスは稼ぐことが出来る?
駆け出しのフリーランスでも稼ぐことは可能ですが、それはスキルや経験、市場の需要などによって異なります。
駆け出しのフリーランスは、まだ経験が浅く、自分のスキルやブランド力が低いため、収入は安定しないことが多いです。しかし、自分のスキルを向上させ、経験を積み、自己PRをしっかり行うことで、収入を上げることができるでしょう。
また、市場の需要も重要です。需要がある分野に特化し、市場ニーズに対応することで、より高額な収入を得ることができます。
もちろん、自分が提供できるサービスや製品の品質も重要です。高品質なサービスを提供することで、顧客からの信頼を得、再度のお願いや紹介なども増えることで収入も上がります。
駆け出しのフリーランスとして収入を上げるためには、自分のスキルや経験、ブランド力を高め、市場ニーズに対応し、高品質なサービスを提供することが重要ですが、フリーランスになって1年ほど経過すると辞めていく人も一定数いるのが現実です。
いきなりフリーランスへの転職はオススメできません
「辞めたいならやめた方が良い」という考えて運営している当サイトではありますが、異業種からフリーランスへの転職はオススメできません。
フリーランスは経験を積み、なれる働き方です。
オンラインスクールに通って日曜大工レベルになれたとしても、他人の住宅を建築できないのと同じで、自分で受注できる営業力や責任も必要です。